<皮膚筋炎>
皮膚筋炎は、多発性筋炎の一種です。
多発性筋炎のうち、皮膚に症状が出るもののことを皮膚筋炎といいます。
女性に多く発症する病気です。
<病因>
皮膚筋炎の場合は、筋肉の組織内の血管周囲に炎症があることが、はっきりしています。
この炎症は、抗体と抗原が結びついた、免疫複合体といわれるものが原因です。
そのために、皮膚や筋肉の微小血管が炎症を起こすということが、皮膚筋炎の原因だと考えられています。
<症状>
皮膚筋炎の症状には、以下のような症状があります。
【筋肉の症状】
筋力の低下のために、椅子から立ち上がるときの動作などが、困難になります。
通常なら問題なくできるような、さまざまな動作が困難になります。
食事の動作(飲みこむことなど)も困難になる場合があります。
【皮膚に出る症状】
皮膚にできる発疹は、首や顔、手足の関節などにも出ます。
この発疹は、少し膨らみ、黒味がかった赤色です。
まぶたには、皮膚筋炎に特徴的な、むくみのような発疹ができます。
これはヘリオトープ疹と呼ばれるものです。
また、ゴッドロン徴候と呼ばれるような、皮膚の症状も特徴的なものです。
皮膚の一部を切り取って検査すると、表皮の萎縮や、炎症の原因となる細胞が入り込んでおり、変化が見られます。
手足の筋肉表面の薄い膜や皮膚組織の下に石灰化がみられます。
皮膚におきる潰瘍は、血管の炎症が原因で起こるものです。
【肺の症状】
間質性肺炎の症状があります。
【その他の症状】
全身がだるく感じるようなことや体重の減少、発熱などの全身症状が出ます。