混合性結合組織病 (原因 症状 治療方法)
混合性結合組織病の治療を受けている方にも適応しています。
<混合性結合組織病 特徴 症状 原因>
混合性結合組織病は、1972年に、
アメリカのシャープ氏らにより名づけられたものです。
内容的には、
・全身性エリテマドーデス(SLE)様
・全身性強皮症
・多発性筋炎・皮膚筋炎
の症状が混ざり、検査で血液中の抗U1-RNP抗体が、
高い割合で取り出される病気です。
症状としては、血管の病気や炎症・線維化などがあります。
男女比は1:15ぐらいで圧倒的に女性に多い病気です。
年齢として分けると、30歳~40歳台の発症が多いようですが、
実際には、子供から年配者までほとんどの方々が対象になります。
<混合性結合組織病 症状>
(1)レイノー現象
レイノー現象は、
冷水に触れたときや
冷たい風に当たった刺激、
精神的なストレス状態で現れます。
手指の皮膚の色が、
蒼白色から青紫色、そして紅く潮が吹いたような色になり、
しばらくすると消える現象です。
時間にすれば、数分から数十分の間ぐらいです。
ほとんどの混合性結合組織病の初発症状であることが多いです。
また、しびれ感もでてきます。
(2)手の腫れ
手甲から手指にかけて、ソーセージのように腫れやむくみがでてきます。
混合性結合組織病の約70%にみられます。
(3)筋炎のような症状
・脇や股関節の辺りが、
筋力低下や筋肉痛・または炎症になることがあります。
動作としては、
・重い荷物を持ち上げる
・運動した後
・整髪時
・階段の昇り降り
などの状況で、体にかなり負担がかかります。
しかしながら、重症の混合性結合組織病でも、
寝たきりになったりするほどは、ないようです。
(4)SLEのような症状
SLE(全身性エリテマドーデス)によく似た症状として
・頬が、紅くまだら状に腫れる
・高熱が出る
・全身の関節が腫れる
・リンパ節が腫れる
・胸膜・心臓の外膜が炎症になる
・慢性の関節炎から始まる関節の変形
・腎臓から血尿・蛋白尿などが、約20%でる
(5)強皮症のような症状
・顔や手指の皮膚が硬くなる
・胸焼けや・物を飲み込みにくくなる
・肺が線維状に変化する
が、高く現れます。
(6)肺高血圧症
混合性結合組織病の1割ぐらいに現れます。
肺動脈の筋肉が固くなり、血管が細って血行が流れにくくなることを言います。
自覚症状として
・胸の痛み
・動悸
・息切れ
があります。
混合性結合組織病の一部分の症状は、
肺からの高血圧症の症状と似ているものがあります。
混合性結合組織病の診断基準 (1996年 厚生労働省・研究班)
見た目・検査
1:いわゆるレイノー現象が見られる
2:指先から手の背までソーセージ状の腫れ
3:血液検査で「抗U1-RNP抗体」の反応が、高い割合で現れる
症状
A:多発性筋炎・皮膚筋炎の症状が見られる
B:全身性エリテマドーデスの症状が見られる
C:強皮症の症状が見られる
混合性結合組織病の判断基準は、
1~3の見た目・検査が現れ、
A~Cの症状が2つ以上あるときです。