膠原病には、様々な具体的症状があるのですが、これは本当に、全身でいろいろな症状があらわれると考えてください。
たとえば、倦怠感も含めて、体が不調であると感じること、例えば代表的な病名だけでも30近くあります。
同じ膠原病というカテゴリーの中でも、なぜ違う病名が30近くあるのかというと、出る症状によって、病名が決まってくるからです。
逆にいうと、問題点は症状が違うということだけで、一つ一つ違う病名がふられているということなのです。
つまり、患者さんは、この病名だから、病名専用の治療法をしなければいけないと考えられるのですが、そうではなくて膠原病の根本にあるもの、根本にある問題点を解決するということを、ぜひ心がけていただきたいと思います。
膠原病の地域による症状の違いについて、お話ししたいと思います。
わたくしが今まで診ている範囲内では、沖縄や九州地方などの暖かい地方の方は、膠原病になりにくいと感じております。
つまり、北の方に行けばいくほど、たとえば、東北や北海道、あるいは外国でしたらロシアのような寒い地域、これらの地域においては、膠原病が発症する確率が高いはずです。
膠原病の症状というのは、非常に多岐にわたります。
つまり、具体的な病名で言うと、シェーングレン症候群、リウマチを膠原病に加えるという分類方法もありますし、SLE(全身性エリテマトーデス)や線維筋痛症(せんいきんつうしょう)といったものすべてが入ります。
その上でお答えするとするならば、全身のありとあらゆるところに症状が出ます。
たとえば、粘膜が乾燥するシェーングレン症候群、あるいはベーチェット病などは失明の恐れがあるといわれています。
線維筋痛症などは、全身の筋肉が突き刺すような、とにかく、たいへんな痛みになるとされています。
膠原病と顎関節症の関係ですが、リウマチのような関節症状が主になる病気ですと、非常に強い相関関係があります。
リウマチの方のうち、17%が、顎関節症だという、インターネット上のデータがありますが、これは、数字が正しくなく、90%以上の方が、顎関節症との関係があります。
つまり、そう考えると膠原病全体でも、顎関節症や関節症状が関係あるという事が、十分に考えられます。
痛みと天候は、大きな関係があります。
みなさんが、よくお分かりになるのは、雨が降る前に痛みが強くなるということです。
私は、おばあちゃんの神経痛天気予報と表現していますが、「明日は雨が降るよ。」と当てる女性がいらっしゃるように、痛みは、雨が降る前の気圧の変化に、左右されやすいです。